週末はどこに波がある?TSN週間波予想(6月16日)

関東甲信は6月8日頃に平年より1日遅く梅雨入りした模様。梅雨入り発表前から雨の日が多かったが、今週末から週明けにかけては貴重な晴れが続く予想。 週末の関東は千葉・茨城で遊べそう 今週末は一時的に梅雨前線の活動が弱まり、関東では南よりの風が入りやすくなる見込み。 湘南はスモールコンディションに加え、風の影響が気になることが予想される。特に日中は風が強まりやすくなるため、早めの行動が無難でしょう。 千葉・茨城も基本的にはスモールコンディションが続きそうだが、湘南と比べると少しサイズは残ると予想される。浮力があるボードなら南よりの風をかわす場所で遊べる週末になりそう。 西日本は土曜狙いが無難 西日本は前線が南海上に延び、18日の日曜は低気圧が前線上を移動する模様。 17日の土曜は北西風、日中は南東風が入りやすくなる見込み。この日は大きな変化なく、スモールコンディションが予想される。宮崎に関しても浮力があるボードの方が楽しめそう。 18日の日曜は低気圧からの東〜南東ウネリが宮崎から入り始める可能性がある。日中は東よりの風が入りやすくなる見込みなので、早めの行動が良さそう。国府の浜に関しては変化が出るとしても後半、もしくは週明けと予想される。 日本海は穏やかな週末 日本海は気圧の谷の影響で17日の土曜は東北で南西風が強まる見込み。風波でサイズアップして風がおさまる18日の日曜はコンディションが回復する可能性もある。 北陸、山陰は週末を通してサイズアップをもたらすような風は吹かず、穏やかなコンディションが続くと予想される。 (THE SURF NEWS編集部) Source…

新たなウェーブプール誕生か。千葉県流山市で大規模土地開発が進行中

千葉県流山市、常磐自動車道の流山IC近くで大規模な土地開発計画が進行中。この開発計画内に、ウェーブプールの建設計画が含まれていることが分かった。 現在流山市に提出されている届出書によると、大規模な物流施設とスポーツ・レジャー施設の開発計画であり、ウェーブプールエリアにはラウンジやバーカウンターのほか、飲食や物販の店舗スペースも予定。 また、施設内にはスケートボードパークやBMXコース、グランピング施設もあり、約800台の駐車場スペースも完備。地産地消によるファーマーズマーケット棟も用意されていることから、ファミリー層なども含む様々な来場者が期待できる施設となりそうだ。 なお、本開発計画については、流山市の条例に基づいて計画書が提出・受理された段階のもので、細かな内容等については今後変更の可能性もあるとのこと。開発事業者によると、建設スケジュール等もまだ未定とのことだが、今後の具体的な進展を期待したい。 (THE SURF NEWS編集部) Source taken from: https://www.surfnews.jp/news_topics/news/65899/

世界初、ケリーのウェーブプール「サーフランチ」の商業施設が中東で誕生!? 2023年オープン予定

2023年6月13日にプレスリリースとして発表されたUAEのアブダビ・フダーリヤット島に建設予定となっている複合施設の巨大プロジェクト。 同プロジェクトの狙いとしては、アブダビの戦略的ビジョン達成や都市化拡大の促進とのこと。現実的な構想としては、居住者、観光客、アスリートが集まるエリアにすることで、基本的にスーパー富裕層をターゲットにしています。 アスリートを集めるための施策はスポーツ競技場の建設であり、何気なくプレスリリースに記されていたのがケリー・スレーターによるサーフランチの造波装置を使用したウェーブプールでした。 サーフランチの商業施設としての建設プランは、これまでに幾度となく頓挫してきた歴史があり、現時点においても存在しません。そのため、サーフシーンにおいてはビッグニュースと言えます。 と言うのも、これまでの先行き不透明での情報発信先攻とは異なり、すでに今年2023年後半のオープン予定で動いているとの事なので。 ちなみに、同ウェーブプール名は「Surf Abu Dhabi(サーフアブダビ)」で、プレスリリースの内容は以下の通り。 2023年終わりまでのオープンを目指しているサーフアブダビは、世界最大級かつ最先端のウェーブプールとなります。 サーフランチと提携してデザインしたシンボル的な施設は、世界最長ライド、世界最大バレル、世界最大ウェーブプールを特徴とし、ハイパフォーマンスサーフィン経験を提供することになります。 アブダビのスポーツとレジャーを象徴するこのウェーブプールでは、あらゆるレベルのサーファーが楽しめることを目指します。 主要な国際イベント会場としても理想的であり、ローカル、リージョナル、インターナショナルレベルにおいてサーフコミュニティ発展に大きな役割を果たすことになるでしょう。 内容に目を通した印象としては、レモーに位置する現行のサーフランチよりも全般的にパワーアップさせることが分かりますね。 アラブがお金に糸目を付けずに世界初と言った規模にこだわって作るのならば、とんでもないレベルのものが出来そうに思えます。 サーフランチはハイドロフォイルを使って人工波を発生させるので、規模に関する上限はほぼ無いように思えますし。 一般利用の商業面ではなく、プライド面を誇示するためといった感じの開発は夢がありますね。…

「水上を走るもの、水を汚すべからず」…Hondaマリン事業のこれからとは

フィッシングをはじめとするレジャーユースから漁業、遊覧観光などのプロユースまで、水上のさまざまなシーンで使われ、幅広いユーザーに愛用されているHondaの船外機。そのテクノロジーには、今も昔も、そしてこれからも「人々の生活の役に立ちたい」という想いが根底に流れている。 文=湯目由明 写真=藤田真郷/本田技研工業株式会社 バイク(二輪)とクルマ(四輪)以外にも、陸上では耕うん機や除雪機、さまざまな機械の動力源に用いられる汎用エンジンなど、暮らしの身近な場所で活躍するホンダパワー。「縁の下の力持ち」として日々の生活や仕事、社会を支える原動力になっているのがパワープロダクツ(以下PPと略す)事業だ。 PP製品が活躍するのは陸の上だけではない。漁船や遊覧観光船、ボートなどに設置される取り外し式のエンジン=船外機の世界でも、環境負荷の少ない4ストロークタイプを他社に先駆けて展開し、カーボンニュートラルを見据えた小型電動推進機を開発するなど、水の上でもホンダブランドの存在感が光る。 労力を技術の力で軽減し、作業環境が改善される。地球に優しく人々の暮らしを豊かにするのがPP製品に共通するテーマだ。 「漁師さんや遊覧観光船など、水の上で生計を立てている人たちのお役に立ちたいという想いで船外機事業に参入しました」と語るのは、二輪・パワープロダクツ事業本部パワープロダクツ事業統括部のマリン事業部の部長を務める佐藤公亮氏。 二輪・パワープロダクツ事業本部 パワープロダクツ事業統括部 マリン事業部 部長の佐藤公亮氏。1986年入社。九州地区の汎用(※)営業所、四輪販売ディーラー勤務を経て、汎用部門海外営業・アジア大洋州地域東アジア担当に。1996年にカナダの現地法人に駐在し、二輪・汎用の日本人責任者となる。2001年にマリン部北米担当となり営業・生産・商品開発に携わり、2005年にアジア大洋州の汎用部門ブロックリーダーに就任。2011年に中国(広州/重慶)に駐在して中国でのマリン部門の事業化を実現。2018年より現職。 ※「汎用」は当時の名称。現在は「パワープロダクツ」 1964年にホンダ船外機の1号機として発売されたのがGB30。当時の船外機はガソリンとオイルの混合燃料を使う2ストロークエンジンが主流で、水中にオイルが放出されるために水質への影響が懸念された。 Honda初の船外機当時は“異端”だった!? ●2ストロークエンジンが主流の時代に「水上を走るもの、水を汚すべからず」を信念に、重量やコストなどでハンディのある4ストロークで船外機市場に参入。このGB30型以来、人と環境に優しい経済的で高品質な4ストローク船外機という基本コンセプトは不変だ 環境負荷の軽減という概念が現在ほど浸透していなかった時代に、ホンダの創業者、本田宗一郎氏は「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念を説いた。佐藤氏は「水産業に従事する人々にとって、魚や貝、海藻などが生計の糧になるので、それらに影響を与えにくい4ストロークの優位性をわかりやすく表現した創業者の想いは、われわれの座右の銘になっています」と力を込める。 90年代に入ると4ストロークエンジンが主流になり始める。きっかけになったのがアメリカの環境規制だ。 「船外機はアメリカが圧倒的な大市場で、そこに環境規制が導入されるとなると、従来の2ストロークでは規制値をクリアするのが難しい。他社は急ピッチで2ストロークから4ストロークへの移行を進めましたが、ホンダは4ストロークの船外機しか生産・販売していなかったので、ラインアップを拡充するスピードは速かったですね」…

日本人移住者が見たバリ島のペット事情 捨て犬の悲しい現実「どれだけ保護しても追いつかない」

現役時代から旅行好きで、特に海外に興味があったことから定年退職後に、インドネシア・バリ島に移住した【kai】さん。 年間を通して温暖な気候と、言葉や字のわかりやすさ、移住のためのビザの簡便性、そして直行便があるおかげで急な用事ができた際に日本に帰って来られる利便性からバリ島を選び、今も穏やかで楽しい日々をおくっています。 しかし、そんなバリ島で「これは納得できない」という数少ない現実も目の当たりしています。それが犬や猫に対する扱いのひどさでした。 犬猫がよく捨てられにくる村はずれの分譲住宅付近 【kai】さんが暮らすバリ島郊外にある、村はずれの分譲住宅付近は、犬猫がよく捨てられる場所で、結果的に近隣で飼われている犬猫のほとんどがここで拾われた動物たちでした。 ある時期、この分譲住宅エリアで複数の家を建てるために一時移り住んでいた大工さん一家がいました。大工さん一家は、この界隈にいた野良犬3頭をかわいがっていましたが、仕事を終えた後、元いた地元へと帰っていきました。結果かわいがられていた野良犬たちは、飼い主らしき人を失い、再び野良犬になってしまいました。 こういった「誰が飼っているかわからない犬猫」「野良の犬猫」などが多すぎるといった理由から、地域では意図的に毒餌を撒き、犬猫を毒殺することもよくあります。この大工さん一家が置きざりにしていった犬の親子3頭のうち、1頭もこの毒餌を食べて死んでしまいました。 残された親子を引き取ることに  【kai】さんは当初、ワンコ好きである一方、日本に一時帰国する際などのことを考え、ペットを飼う予定はありませんでした。 しかし、前述の大工さん一家のワンコたちに、当初からおやつなどを食べさせていたこと、そして、そのうちの一頭が毒殺されてしまったことなどから、残された親子のワンコを引き取ることにしました。 バリ島のワンコはほとんどが放し飼いで、首輪をしていないワンコも多く、一見では野犬か飼い犬なのかの判断が難しいと言います。このため、【kai】さんが引き取った子どものワンコがメスだったことから、同じように放し飼いのままにしておいたら大変なことになると思い、バリ島の動物支援団体「BAWA」に依頼し、避妊手術をしてもらいました。費用は幾ばくかの寄付を行うことで手術をしてもらえました。 【kai】さんが現在バリ島で飼う4頭のワンコ こういった経緯を経て、また、その後に縁あってやってきたワンコなども含め、現在【kai】さんのお宅には4頭のワンコが仲良く暮らしています。 まず筆頭はブラッキー。前述の大工さん一家が置き去りにしていった母ワンコで、もともとの出自が野犬でした。そのため、犬同士の縄張りやルールには特に厳しく、みんなのボス的存在のワンコです。 そして、もう1頭がホエール。子犬の頃から人が通るとよく吠えたことから、この名前に。臆病でのんびり屋さんで、新しい食べ物は、人間の手からあげても警戒して食べません。そのおかげで毒餌を食べる心配がないワンコです。 そして、もう1頭がプティ。「プティ」とはインドネシア語で「白」を意味し、全体の茶の毛色に対し、首周りが白かったことから、この名前に。4頭いるワンコの中でも抜群のズル賢さで、おやつねだりの名手です。…

犬がやりがちな「意味不明な行動」3選!実はそれぞれこんな意味を持っているんです♡

かわいい愛犬の行動、いつ見ても愛らしいものですが時々「あれ?」と思うことも。一体何をしているのか、人間には意味不明な行動ですが、実は犬にとっては意味があるものなのです。 犬がやりがち!「意味不明な行動」 犬がやりがちな意味不明な行動には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 1.食糞 人間では全く信じられないことですが、犬や動物にとって『糞を食べる』ということは、様々な理由があって行っていることなのです。 まず、生まれたての子犬の排泄物を母犬が食べてしまうのは、巣穴や寝床を清潔に保つために大切です。また、生まれて間もない子犬は母犬に舐めてもらわないと排泄ができないので、舐めとるということは子犬を生かすためにも重要なのです。 乳児期を過ぎると、子犬たちはなんでも好奇心の赴くまま口に入れたり舐めたりして「確認作業」を行います。この時期の食糞は「なんとなく気になったから」「なんかにおいがしたから」という理由で好奇心が刺激された結果となります。 実際ににおいを嗅ぐだけではなく、ぱくっと口に入れてしまったり、あるいは飲み込んでしまったりすることもあります。おいしくなかったり、あまりその後に興味をひかれなければそれでおしまいにする子がほとんどでしょう、 しかし、中には興味本位では治まらない場合も。 ある程度成長したあとや成犬になってからも食糞をする場合がありますが、こちらは食事で不足している栄養素を補おうとする行動であることも多いようです。 愛犬の食糞が治まらない場合、動物病院で血液検査などをしたり、与えるフードの種類や量を調節するなどしてみましょう。 2.自分の尻尾を追いかける 犬が突如自分のしっぽを追いかけてその場をぐるぐると回り始めることがあります。これは「テイルチェイシング」という行動で、活発な子であったり子犬期であれば、単なる「遊びの一環」であることが多いので心配はいりません。 「追いかけても追いかけても追い付けない!」という、犬の追いかけっこ本能がうずうずするのでしょう。ある程度やると気が済むのか、はっとした顔をしたかと思うとぴたっとやめて毛づくろいを始めたりします。 しかし、しつこくぐるぐると尻尾を追いかけ続けたり、尾の付け根やおしりを気にして歯を立てたりしている場合は、もしかしたら痛みや不快感からこの行動を起こしている可能性があります。炎症、怪我などがないか、チェックしてあげましょう。 また遊べない、走れないなど、何らかのストレスを抱えているときに、この行動を起こすことがあります。いつまでもぐるぐる回り続けている、尻尾の同じところばかり噛みついてむしっているなどの行動が見られた場合、これは「常同行動」という強いストレス下で起こす行動と考え、対処する必要が発生します。…

もし日本のクルマの半分がEVになったら仕事が激減する職種と生き残る道

日本自動車工業会によると、日本で自動車に関連する産業で働く人は、およそ550万人。車両開発から生産、販売、アフターマーケットなど、さまざまな業種があるが、そのなかでもエンジンに関係する業務は非常に多く、とある試算では、新車販売のすべてがバッテリーEVとなった場合、100万人規模の雇用喪失が発生する可能性があるという。  2022年の日本市場における新車販売台数(乗用車全体)に占めるEVの割合は1.71%(5万8813台)で、前年(0.59%)を大きく上回った。軽自動車である日産サクラ/三菱eKクロスEVの登場でかなり普及したとはいえ、世界の先進地域と比べるとまだまだ少なく、たとえば近年では中国で新車販売台数の約20%、欧州は約10%、アメリカは約5%の新車販売がEVになっている。  これが、日本でもいずれ50%まで増えるのか(本当に増えるのか?)、それまで何年くらいかかるのか、保有比率はどうなるのか、などを予想するのは難しいが、それでも「EVはいずれ今よりずっと増えるだろう」とは思うし、そのための準備はしておいたほうがいいだろう。  ではもし、日本のクルマの半分がバッテリーEVになったら、どのような仕事がなくなってしまうのか。具体的な業種・職種を挙げながら、それらの仕事に従事する人々の生き残り策の事例についてもご紹介しよう。 文:吉川賢一写真:NISSAN、TOYOTA、SUBARU、Adobe Stock、写真AC エンジンパーツ専門業者  真っ先に仕事に影響を受けるのが、エンジン補器類や燃料タンク、エンジン補器類などを専業で製造し、自動車メーカーへ納品してきた中堅・中小自動車部品サプライヤーたちだろう。特に、モーター駆動には不要となる吸気ダクトや排気管、オルタネーター、燃料タンク、トルクコンバーター、タイミングベルトなどは、最初に外されるパーツだ。このような需要に依存してきた業者(その下請け業者含め)は、すでに事業方針を変える決心をしていることだろうと思う。  このような事業者に対しては、国から支援も用意されている。経済産業省は、自動車の電動化の進展に伴って、需要の減少が見込まれる自動車部品(エンジン、トランスミッションなど)の業者が、バッテリーEV部品製造への転換や、軽量化等の技術適応をおこなう業態転換・事業再構築の支援を、2022年8月より開始している。全国各地に支援拠点を設置しており、相談受付を開始しているそうだ。 エンジンオイル、クーラント液などの製造メーカー  エンジンがモーターに切り替わってしまうと、エンジンに必須のオイル類は不要となる。エンジンの冷却、潤滑、洗浄、防錆、密封が役割のエンジンオイルは不要となるし、エンジン内部を循環してエンジンを冷却するクーラント液も不要となる。  ブレーキオイルやミッションオイルなど、バッテリーEVとなっても必要とされる油脂類はあるが、ギア1速でも十分な速度カバーレンジをもつモーター駆動の場合、トランスミッションの必要性は低く、ミッションオイルは最小限となるため、ミッションオイルへの需要は減る傾向になる。参考だが、日産R35 GT-Rのミッションオイルは10L必要だが、日産リーフでは、たった1.4Lで済んでしまう。  オイル自体はあらゆる機械で求められる重要アイテムであり、オイルメーカーとしては、自動車以外へ転用する道筋を、既に立てていることだろう。 ガソリンスタンド  そしてもちろん、日本のクルマの半数がバッテリーEVになってしまったら、ガソリンの需要はガタ落ちとなるため、ガソリンスタンドも、従来の通りの経営では継続不可能となる。…

NHKが絶対に死守したい「受信料ビジネス」の全貌「強制サブスク」と化す公共放送のまやかし

もうテレビ捨てるわ」「絶対に契約しない」。ネット上でこんな言葉が飛び交ったのは昨年10月、NHKが受信料の値下げを発表したときだった。 『週刊東洋経済 2023年1/28号[雑誌](NHKの正体)』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら。電子版はこちら。 NHKは今年10月から受信料を値下げする。地上波のみ視聴できる地上契約は月額1100円(125円値下げ)、衛星放送も視聴できる衛星契約は月額1950円(220円値下げ)になる。 過去最大の値下げ幅であるにもかかわらず怒りの声が上がったのは、NHKが値下げと同時に、受信料を不正に払わない人には通常の2倍相当の割増金を請求するという強気の姿勢を見せたからだ。 割増金制度はこの4月からスタートするが、NHKにとっては満足のいく徴収法ではない。なぜならNHKは、総務省の受信料制度のあり方を検討する有識者会議で、テレビ設置者のすべてがNHKに届け出ることを義務づける制度の創設まで求めていたからだ。 受信料の徴収で強硬なNHK 企図していたのはそれだけではない。NHKは、受信契約を結んでいない世帯の居住者氏名や引っ越し先の情報などの個人情報を公的機関に照会できるようにする仕組みを導入するよう訴えていた。個人情報への配慮に欠けた要求は有識者会議であえなく却下されたが、もし要求が通っていれば、NHKが未契約者の個人情報を入手する仕組みが築かれていた可能性がある。 NHKが受信料の徴収で強硬なのは、受信料制度の永続性に不安があるからだろう。 公共放送の受信料は見たい人が払うサービス対価ではなく、公共放送機関そのものを維持・運営していくための「特殊な負担金」とされる。テレビを設置しているすべての世帯が負担することで、NHKが全国あまねく、確かな情報を届けるという理屈だ。 だからNHKにとって、スクランブル化(電波を暗号化し、見たい人が有料で解除して見る)などは論外だ。 しかし、テレビ離れが進み人々の生活習慣がネット中心になった昨今、その理屈が今後も通るか。とくにテレビをリアルタイムで見る習慣のない若い世代には納得できるものではない。 動画制作を学ぶ江戸川大学2年の牧野奈々葉さんは「受信料制度の仕組みは理解しているが、まったく見ていないのに毎月必ず2000円ほど払わされるのは納得がいかない」と語る。牧野さんが普段よく見るのは、ユーチューブやアマゾンプライム・ビデオだ。 動画のサブスクリプション(定額料金制)サービスに慣れ親しんだ世代にとって、受信料制度は使わないのに請求される「強制サブスク」と化しているのだ。 NHKの受信料収入は2018年度の7122億円で頭打ちになり、2019年度以降は減少基調にある。 契約件数はピーク時の2019年度末に4212万件あったものが、2021年度末には4155万件と57万件減少した。22年度は上半期だけで契約件数が当初想定の4倍以上の約20万件減少した。減少スピードが加速している。…

三菱FUSOキャンター3台を1人で所有っ!? #クルマもアウトドアギアだ!

積む、運ぶ、移動する、今時のアウトドアではクルマは不可欠。車種選びはもちろんだが、車高をリフトアップしたり、ルーフラックを付けたり、それぞれの用途に合わせてカスタマイズする。オーナーそれぞれに、好きなスタイルはさまざま。ライフシーンに合わせて、選び、統一感を出し、長年にわたり愛用してゆく。それはまさにアウトドア・ギアそのものだ。カッコ良さと機能性、どちらも譲らずに仕上げられた「相棒」を集めてみました。 3台のキャンターが今回の主役。仕様の異なるキャンターがそれぞれの役割を持って登場。オーストラリアへの夢を背負った仕様、クレープ屋さんの移動販売車両、アクティビティのトランスポーターとしての3台。働くクルマとして生まれたキャンターが、カッコいいレジャービークルとして生まれ変わっている。 柔軟な発想と行動力がなければ成し得なかったキャンターカスタム 今回の取材を受けた際、耳を疑った。対象車両はキャンター。さらに一人で3台所有しているという話。それも、仕事用の車両ではなく3台ともプライベートで所有しているとのこと。「えっ?なんで?」と思ったのだが、実際に車両を見てちょっと納得。キャンター、かっこいい! 基本的にサスペンションはノーマル。リフトアップなどは行なっていない。ダンパーを交換し、乗り心地を向上させているだけ。しかし、驚いたのだが、37インチのタイヤが装着可能とのこと。これだけで、かなりシルエットが変わる。 Hitori454さんに、なぜキャンター? という疑問をぶつけると「僕、昔から働く車が好きなんです。ある時、キャンターの集まりを見て、これだ!って思って、迷わず購入。今、飲食系の仕事をしているんですが、2年後を目処に、オーストラリアを旅したいんです。そのために今、いろんなシチュエーションで使いながらカスタムをしている真っ最中なんです」とのこと。メイン車両は、ダブルキャブのロング。他車種流用でフロントバンパーを装着。リアにボトルカーコンテナを装着し、荷物を積めるだけでなく、様々な生活用品を装備。3方向からアクセスできるボトルカーコンテナは、なんとHitori454さんが自分で架装したとのことだ。 今回のキャンターの撮影場所は、Hitori454さんの秘密基地。趣味のバイクやSUPの道具の保管などをしている。撮影カットは地面が土だが、コンクリートの場所があり、そこで、キャンターのチューニングや整備作業をほとんどこなしているという。驚いたのが、キャンターの下廻りを整備する際、潜るのでは効率が悪いと思い、ブーム付きのトラックを購入し、必要な時には吊り上げて作業しているのだそうだ。 完全オリジナルのコンテナボックスは、3方向に扉が開き、用途に合わせて使える 今回のメイン車両がキャンターのダブルキャブロング。2年後にオーストラリアへこのクルマで旅に出るために、今現在キャンプなどを楽しみながら、カスタムを進めている。驚きなのが、そのカスタム全てhitori454さんの手によるDIY。サイドオーニングを装備し、リアのコンテナボックスには自転車を常時搭載。様々なアイテムを収納し、どこからでもアクセスできるように、3方向に扉を設置。積載する荷物の大きさに合わせて、棚を変更することができる。ルーフの上に、今後ルーフラックとルーフテントを検討中とのことで、人が乗っても大丈夫な強度を確保する。 さらに、フォグランプステーとして使えるアウターゲージを張り巡らせてあり、様々なアイテムを装着できるマルチステーとして使用可能。ロングドライブを考慮し、運転席も助手席もブリッドのセミバケに交換済み。 驚いたのが、この場所で全塗装まで行なっているのだ。様々なアイテム交換や、整備作業などもブーム付きのトラックを常備し、吊り上げることで様々な作業が行える。柔軟な発想と、なんでもやってみようとするhitori454さんの行動力と情熱には、脱帽なのだ。2年後のオーストラリアに向けて、着実に進化を遂げている。 SPECIFICATIONS●MODELS:三菱ふそう・キャンター高床4WD(平成27年式)●WHEEL:オーストラリア製ATW(17×9.0J)●TIRE:ニットー・トレイルグラッパー(37/12.5R17)●SUSPENSION:RANCHOショックアブソーバーRS9000XL●EXTERIOR:パラマウントタンドラ用フロントバンパー、T-MAX製前後5.4tウインチ、ボトルカーコンテナ、ダークグレー自家塗装、オリジナルルーフラック&フロント、テールランプまわり●INTEROR : ブリッドZAOUシート 青空整備と侮るなかれブームがかなり便利なのだ…

稲盛和夫が“パチンコ通い”で「自分は何と貧相で小さな人間よ」と思い知った理由

パチンコ、競馬、麻雀…。ギャンブルや勝負事に関する有名経営者のエピソードは多い。実は「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫氏も、パチンコに行ってとんでもない衝撃体験をしたという。稲盛氏をもってして「私はなんと貧相でチンチクリンな男よ」とまで思わせた理由とは。(イトモス研究所所長 小倉健一) サイバーエージェントの藤田晋社長が「麻雀は経営に生きる」と語る理由  勝負事と経営は、意外に親和性があるものなのか。世間では美徳とはされない「ギャンブル」「勝負事」を過去にしていた、今もしているという有名経営者の告白は結構多い。  最もポピュラーなのは、麻雀(マージャン)だろう。近年、サイバーエージェントの藤田晋社長が、麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」のチェアマンを務め、脚光を浴びている。インターネットテレビ「ABEMA」で生放送され、100万人以上が視聴することもある人気コンテンツに成長した。  クレディセゾン社長の水野克己氏や実業家の堀江貴文氏などが麻雀好きを公言していたこともある。  藤田氏は、麻雀が経営に生きたと語っており、その理由として次のように述べている。 「若いうちに勝負する場面そのものが減っているのかもしれません。だから、麻雀で感覚を学ぶのが良いと思います」 「仕事では、数字を把握できていないとしゃれになりません。数学の研究者みたいに突き詰めなくてもよいですが、ふわっとつかんでおくことが大事です」 「麻雀では、攻める場面(押し)と撤退する場面(引き)のバランスが大切で、8割勝てそうなら押した方がいいですよね。2割は失敗するかもしれないが、恐れすぎて前に行かないとチャンスを失います。社員を見ていても『今前に行かなくていつ行くんだ?』と思うときがあります」(朝日新聞GLOBE+『【藤田晋×水野克己】なぜトップ経営者は若手に「麻雀」を勧めるのか」、2021年12月28日)  藤田氏は他に競馬好きとしても知られていて、21年に「念願の馬主」となったことを文春オンラインの22年4月8日の記事で公言している。そこでは次のように話している。 「小学生のとき、友達のお父さんに手ほどきを受け、はじめて卓を囲みました。大学進学のため上京すると、雀荘に入り浸り、徹夜明けのその足で東京競馬場が定番コースとなりました」 「レース毎にジョッキー、調教師、厩舎のみなさんとチームを組み、勝ったら賞金を山分けし、負けたらみんなで悔しさを共有する。これが馬主の醍醐味です」 「いくつかの事業は私の趣味や得意分野と密接に結びついています」  やはりどこかで競馬を通して、仕事や人生に役立つものを探しているようだ。  続いて、ニトリホールディングス創業者の似鳥昭雄氏と、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者である宗次徳二氏のパチンコにまつわるエピソードを見てみよう。  そして最後に稲盛和夫氏の“パチンコ通い”についてもご紹介したい。「経営の神様」と称された人物を、「私はなんと貧相でチンチクリンな男よ」とまで思わせたパチンコを巡る衝撃体験とは何だったのか。…